昨今、日本では大学における課題レポートや論文のコピペや盗用がますます重要視されてきています。
その中でも特に多い例はインターネット上からの情報をそのままコピー&ペーストして、あたかも自分が書いたようにしてレポートや論文で使うというものです。他にも学生同士で互いに同じ課題を見せあって内容の一部が同じレポートを作成するという例もあります。
ただし、正しく引用をすれば問題はなく、引用を含めることでレポートの客観性を保持することにも繋がります。
 
インターネットからのコピペや盗用は、学生自身が不正をしないということはもちろん重要ですが、大学側も学生にアカデミック・インテグリティの意識を持たせ未然に問題を防ぐ教育が必要となります。そのため多くの大学では、研究公正に関するガイドラインを設けたり、研修を通して学生の引用に対するマナーやルールを指導したりと様々な取り組みが行われています。
 
剽窃チェッカーのようなツールを導入するという手段も、採点者にとっての負担の軽減と、学生にとっても不正を抑制させるものとなりますので多くの大学で採用されています。
今回はCopyMonitorの活用例として、どのように採点者が製品を使うことができるかの紹介をさせていただきます。
 
採点者が使用する場合
1.レポートや論文をインターネット上のデータベースと比較
2. 提出されたレポートを文書同士で相互に比較
3. 過去のレポートを予めデータベースに文書登録しておき、新しく提出されたレポートと過去のレポートとの相互比較
 
今回は、恐らく利用頻度の一番高い2番目のレポート同士の相互比較について紹介します。
まずは提出された学生のレポート(サンプル)をすべてアップロードして類似が検出されるか確かめます。
CopyMonitor上で文書をアップロードすると、下画像のようにそれぞれのレポートの類似度の一覧を参照することができます。


_学生課題レポート結果一覧画面.png

この結果からは2つのレポートがそれぞれ16%21%の類似度を検出していることがわかります。
では、16%の類似度が検出されたレポートの詳細結果ページをみてみましょう。


_学生課題レポート類似度結果ページ.png


結果ページからは学生のレポートの内容の一文の文章が別の学生のレポートと一致していることがわかります。

レポートの内容が多ければ多いほど、これらを目で見て発見するのは非常に困難になります。

複数のレポート同士を比較してチェックをするということは人の手では時間がかかりますし、効率もよくありません。

しかし、このようにCopyMonitorを活用してレポートの相互比較を行うと、類似箇所がひと目で分かり、どの学生とどの学生のレポートが類似しているかも瞬時に把握することができます。


是非CopyMonitorを活用してレポートチェックを簡易化してみてください。